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富士山

多摩川浅間神社も立派な富士塚だった

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令和になって4日目の5/4に新緑あふれる多摩川浅間神社へお参りに行った。
実は多摩川浅間神社には毎月の初めにお参りしている馴染みの神社である。

多摩川浅間神社は田園調布の国分寺崖線の端に位置する。
ブラタモリでタモリさんが訪れたときにも話題になっていた国分寺崖線。国分寺崖線は、古代多摩川が南へと流れを変えていく過程で、武蔵野台地を削り取ってできた河岸段丘の連なりである。
崖の終わりに作られた神社が多摩川浅間神社、少し多摩川上流にかめのこ山がある。
段丘の上というか、崖の上から富士山が見える。

古代から富士山が見えたことで神社が作られた。

 

その縁起は、神社の看板に記載されている。

今から800年前、鎌倉時代の文治年間(1185~90)の創建と伝えられます。右大将源頼朝が豊島郡滝野川に出陣したおり、夫の身を案じ後を追って来た妻(北条)政子は、わらじの傷が痛みだし、やむなくここで傷の治療をすることになりました。逗留のつれづれに亀甲山(かめのこやま)へ登ってみると富士山が鮮やかに見えました。富士吉田には、自分の守り本尊の「浅間神社」があります。政子はその浅間神社に手を合わせ、夫の武運長久を祈り、身につけていた「正観世音像(しょうかんぜおんぞう)」をこの丘に建てたました。村人達はこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び、永く尊崇しました。これが「多摩川浅間神社」のおこりです。

浅間神社は全国で1300ほどあり、富士山の周りにも複数の浅間神社があるが、ここでいう富士吉田の浅間神社とは、北口本宮冨士浅間神社のことだろう。

江戸時代には富士講で栄えた富士吉田だが、平安後期はどうだったのだろう。

伊豆の北条氏の娘だった北条政子の守り本尊がなぜ、山梨側の北口本宮冨士浅間神社なのだろうか。

源頼朝は治承4(1180)年8月、配流先の伊豆で挙兵し、石橋山の合戦で敗れて安房(あわ:現在の千葉県南部)に逃れたが、上総(かずさ:千葉県中部)・下総(しもうさ:千葉県北部)を経て隅田川を渡り、滝野川・板橋から府中六所明神(武蔵国の総社で東京都府中市に所在する大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)の別名)に向い、ここから鎌倉に入って政権を樹立する。この途次(とじ)の10月、頼朝は軍勢を率いて瀧野川の松橋に陣をとったといわれている。政子の祈りの甲斐もあってか、その後、鎌倉時代が始まる。

 

さて、富士塚に戻る。

浅間神社の階段を数段登ると白糸の滝が正面に現れる。

ここから階段を右に曲がり、5合目あたりに小御岳(こみたけ)石尊。その下の文字は削られているのか、大天狗と小天狗の間の文字は読めない。

小御岳は富士山より先に出現した山。現在の富士山は、小御岳と古富士の二つの山を土台に噴火を繰り返し形作られた。その小御岳の山頂とされるところは、富士山の5合目あたりで、実際の富士山の5合目に冨士山小御嶽神社がある。

小御岳石尊で折れ曲がり、もう1度折れ曲がったところで見上げると、右側に8合目に食行身禄の石碑が見える。

石碑に書かれている文字は勝海舟の筆跡だとか。

食と行はわかるけど、その下は達筆すぎて読めない…

富士講中興の祖である食行身録(じきぎょうみろく)が最後の修行を行ったのが、富士山8合目の烏帽子岩の洞窟。それにならい8合目あたりに石碑が置かれている。

石碑を過ぎて間もなく到着!

こうしてよくみると他の富士塚と同じように、ここもきちんと祀られていることに気づく。

富士山の溶岩らしき石がたくさんだなとは思っていたが、多摩川浅間神社の参道もまた国分寺崖線の自然の傾斜を利用した立派な富士塚だった。

しかも登ると本物の富士山もみることができる。

本日は手前の多摩川、向こう岸の武蔵小杉の高層マンション群はよく見えるが、富士山は見えず。

境内の中には子産石(安宝石)がある。

 

 

この子産石(子宝石)は清らかな海の岩より長い歳月を経て自然に生まれた石です。古より子産石を両手でやさしく撫で子宝に恵まれるように一心に願い祈れば子宝に恵まれると言い伝えられています。当神社のご祭神であります木花咲耶姫命は炎のなかで出産したといわれ、「火防の神」「子宝の神」「安産の神」「子育ての神」として信仰されております。

 

 

令和時代もお参りにいきたいと思います。

-富士山

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