2月13日夜23時、大きな地震が起きた。
横揺れが長く続き、棚に置いているものが少し落ちてくるほどの揺れで、子どもが怖がっていた。
すぐさまテレビをつけてみると、福島県沖の地震であった。
10年前の東日本大震災の時ほどではないけど、関東でこれほど揺れると大丈夫かと心配になる。家の被害はほとんどなかったが、後から聞いたらうちの近所でも大規模な停電があったとのこと。
福島県とはずいぶん離れた関東でこのような停電がなぜ起きるのかと思った。
あるネットニュースによると神奈川県で19万戸の大規模停電が起きたとあった。
東京電力パワーグリッドのホームページで(2021年2月13日「5分以上の停電」)で検索すると、神奈川県だけではなく埼玉県や山梨県他の都道府県でたくさんの停電が起きていることがわかる。さらに調べていくと日経ニュースに最大86万戸の停電が起きていたとの報道があった。
▼なぜこんなに大規模な停電が起きたのか。
東電の発電所は柏崎や福島にあり、関東圏以外の大地震もまったく他人事ではない。
調べていくと、2018年に北海道で起きたブラックアウトと同じような現象が起きていたようだ。資源エネルギー庁のサイトに「日本初の“ブラックアウト”、その時一体何が起きたのか」というスペシャルコンテンツがある。
電気は需要と供給のバランスが崩れると周波数が変化し、急激な周波数変化による影響から切り離すために、問題ない発電所が系統から切り離されることがあるようだ。
平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会 最終報告(概要)P9より作成
うちは幸い電力供給が一時的に止まっても健康や命に別状はないため、問題は少ないのですが、家庭や現場によっては大変なことになる。
万が一電力の供給が停止した場合のことも考え少しずつエネルギー供給や食糧自給に関して意識を向けていこうと思う。