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富士山

5歳も行けた!宝永山火口(古富士)

投稿日:2019-08-05 更新日:

富士山に登りたいけど、体力的に難しいという方におすすめなのが、宝永山の遊歩道です。標高2500mの絶景を楽しみながらちょっとした登山を体験し、帰りは森の中をハイキング気分で歩けます。そして圧巻なのが宝永山の火口です。体力と時間があれば宝永山の登山も可能です。ブラタモリ「富士山の美#19,20」で予習すれば、富士山の雄大な歴史も体感できます!老若男女すべての年代におススメです!

今回の企画は先日、富士山登山した際に5歳の息子が「ぼくも登りたい」と言い出したのがきっかけ。山登りにさほど興味のない妻や8歳娘も納得する旅の企画が必要だった。

(実施日:2019.8.4日曜日 天気:快晴)

そこで見つけたのが、宝永火口周遊コースのルート。

 

※今回は、この看板のルートの反対周り(五合目レストハウス→六合目→宝永第一火口縁→宝永第二火口縁→五合目宝永入口)を行った。

 

夜のうちに出発

スタートの標高は2400mと高いため、体を慣らすために夜のうちに移動し夜中の1:20に標高1450mの水ヵ塚駐車場に到着。気温17℃と涼しい。到着すると半分はすでに満車状態で入って左の駐車場へ誘導される。朝まで車中で休憩する。エンジンを切っても寒くも暑くもなく快適に朝を迎えた。

ここですでに空気は少し薄い。もっていった個別包装のビスコはパンパンにふくれあがっている。

朝5時前、あたりは明るくなり富士山が朝日に当たりとてもきれい。5時になると駐車場には”始発のバスは5:30だけど席が埋まり次第出発するのでチケットはやめに買ってね~”とのアナウンスが流れる。

富士山スカイラインはマイカー規制のため、水ヵ塚駐車場にいったん駐車し、そこからは富士宮口五合目までシャトルバスがでている。

土日の始発は平日より30分早い5:30。料金は大人は往復2000円/人、子どもは往復1000円/人、ただし子どもは611歳なので5歳の息子は無料でした。

 

五合目までのシャトルバスにのる

5:20 始発のバスは満席になり、予定より10分はやくバスが出発!

5:50 富士宮五合目到着。バスの運転はとてもうまい。

5歳の息子は元気だけど、8歳の娘は酔ったのか、空気が薄いからか気持ち悪くなり横になる。

動くと空気が薄いのがわかる。気圧は770ha。時折、大きく息を吸う。

「もうここが限界かも…」と弱気な発言の娘。

まさか、今回のチャレンジはここで終わりか!?

「急ぐことはないので、体を慣らすためゆっくりしよう!」と7時まで休憩することにした。

快晴で五合目から頂上まで見える。雄大な駿河湾の景色も、それどころではない様子。

6:40 トイレで用を足すとスッキリしたと娘の元気な声がした。

よかった~。

コーンスープ(150円)を飲んで7時に出発だ!

 

8歳娘の回復を待ってようやく富士宮口五合目出発

7:00 五合目出発。

「どこまで行かれるのですか」

あまりの軽装と5歳の小さい子連れのぼくたちに声をかける係りの人。

「宝永山までです」

「そうですか、気をつけて」

さすがに山頂へいく格好ではない。

急遽行くことが決まった宝永山行きなので準備する時間がなく、手持ちのものだけ何とか準備して臨んだ。

 

階段を登り、いよいよ登山道へ。

ここから登っていく。5歳の子がはりきってどんどん登っていく。

「ゆっくりね!」と声をかける。

”自分のペースで””石をけらない””あいさつをする”などの注意事項は伝えてあるが、ついついはしゃいでしまうようだ。

新6合目までは登り。ここが一番大変なところなので、登っては休憩して登っては休憩して。

それにしても景色がすばらしい。休憩のたびに景色に見入る。晴れてよかった。息子はマーブルチョコでエネルギー補給しながら少しづつ登る。

 

富士宮口新6合目の山荘に到着

登りが続き、見えてきた尾根を越えると、山荘が見えた!

7:41 富士宮口新6合目(2490m)宝永山荘と雲海荘に到着!

山荘直前の割れ目噴火のあとをチェックするのを忘れた。

宝永山荘のベンチで休憩。

7:51 ブラタモリでタモリさんがラムネを飲んだ雲海荘を過ぎ、山頂への登山道ではなく、宝永山を目指す。木々の間を少し抜け、登り道でない道を行く。時折、がけのような細い道は気をつけて渡る。

雪や土砂が崩れる雪代(ゆきしろ)が山肌を削ったあともある。

下へ落ちないように気をつけて越えていく。

また尾根をこえる直前に見えてきた宝永山の頂上。

そして尾根をこえると見えた巨大な火口!

 

圧巻の宝永第一火口に感動!

「すごい!」

あまりに雄大な風景に感動!

8:15 宝永第一火口縁到着。第一火口のすり鉢の形がよく見える。

火口の幅は広いところで1100mで頂上の火口より大きいとのこと。

宝永山もよくみえる。ブラタモリによると、山頂近くの一部色が違うところは宝永噴火の際に古富士の地層がマグマで押し上げられ表出した部分とのこと。

 

宝永第一火口(火口の底)まで降りることにする。

火口の底までの下り坂で、子どもと手をつなぐ妻がしりもちと手をついた。足をのせた石が動いたようだ。

トレッキングシューズではなくスニーカーだったことも関係しているかもしれない。急遽とはいえ、本当はちゃんと準備をした方がいいね(^^)。

8:31 火口の底には休憩するためのベンチがある。ここ用意したベビースターラーメンを準備。お湯はぬるくなっていたけどおいしかった。

気温25.3℃、湿度44%。

日差しがあり少し暑くなってきたけど、風がつよく、暑い感じはしない。子どもたちは石に登ったりしてはしゃいでいる。元気だ~

その間に宝永山山頂への道をひとりで進んでみることにする。

宝永山頂は見えるけれど道のりは長い。砂礫の道は足をとられ、登りは歩きにくい。山頂へ道を登っていくと表出した地層や割れ目噴火の痕跡である貫入がよく見える。

と、突然、落石が1個、2個と、すり鉢の中を砂埃をあげながら転がっていく!

これは危ない~

蟻地獄のようなすり鉢状の火口では、このような小規模な落石はよく起きてそうだ。これくらいでは火口の底にいる家族には影響ないが大規模に起きたら相当危ない。

20分ほどで戻る約束だったので途中で引き返し火口の底へ戻る。

すり鉢の底にいた妻によると、落石の音がよく聞こえ落石も見えたとのこと。

”無事で何より”

宝永第一火口縁まで戻ることにするが、その道は登り道。

「もう歩きたくない」

5歳の息子が言い出す。

登りになると急につらくなる。

マーブルチョコを少しづつ食べて進む。

9:33 宝永第一火口縁にやっと戻る。

ここからは宝永第二火口縁まで下り。須走りのようなじゃりじゃりした砂礫の道。ここは下りでよかった。反対周りして登ることになるときつそうだ。

 

帰りは自然休養林歩道で。ただし熊に注意

9:45 宝永第二火口縁に到着。

「暑い~、木陰に入りたい」と8歳の子のなきごとが聞こえてくる。

帰りは富士山自然休養林歩道(樹林帯)へ入る。

日がのぼり暑くなってきたのでちょうどいい。

富士山自然休養林歩道は平坦でしっかりとした地面でとても歩きやすい。ピクニック気分で歩ける♪

でもところどころに現れる熊出没注意の看板。

熊の鈴がなかったので、パンパンと手をたたきながら歩く。

少しづつ冒険の要素があって楽しい。

途中で森が切れ、先ほど越えた雪代と同じ雪代を越える。そこからはさらに下へ富士山が削られているのがわかる。

すごい威力だ。

ほどなく割れ目火口の痕跡と思われるところを過ぎる。

10:20 そして樹林帯を出て、五合目宝永入口(ブルトーザーが登る入り口)に到着。

帰りは35分ほど。あっというまだった。

時計回りで行ったこのルートでよかった。反時計周りなら、第2火口から第1火口の登りで心折れていたかもしれない。また暑くなった帰りの時間に木陰に入れたのもよかった。

 

五合目レストハウスまでは舗装道路を歩く。

10:28 ほどなく五合目レストハウスに到着

11:00 水ヶ塚駐車場へのシャトルバス出発

11:23 水ヶ塚駐車場到着。

感想を聞くと「楽しかった」との声。

ぼくたちの小さな冒険は午前中で完了!

お昼を食べて温泉に入り帰宅。

行ってよかった!

でも山頂はまだまだ無理だな~

-富士山

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