ブラ街道

土地には風土があり、いつの時代も人はその土地の風土にあわせて生きてきました。その土地の風やにおいを感じ、歴史に触れると、その時代に生きた人々の息遣いを感じる気がします。人々が暮らしたころへ思いをはせてみたり、往来した街道をブラブラ歩いたりします。

富士山

成子天神社の富士塚(山開き)

投稿日:

7月1日、小雨の降るなか、成子天神社へ行きました。

西新宿の高層ビルのすぐ近くにある成子天神社は成子坂の下り途中にあります。

境内にある富士塚から高層ビルのない頃には富士山が見えたのでしょう。

 

7月1日AM9:00

山開きの儀式がひっそりと行われました。

 

見学人は自分ひとり…。

浅間神社へ一礼、富士山の方向へ一礼、富士塚へお祓い、祝詞が奏上され、儀式は数分で終わりました。

 

成子天神社(なるこてんじんじゃ)の富士塚は、大正9年(1920)8月に、成子天神社境内にあった天神山という小山に富士山の溶岩を配して築かれたもので、新宿区内で最後に築かれた富士塚です。
富士塚は、江戸時代中期より、江戸庶民の間で盛んになった富士信仰の遺跡です。同業者を中心に富士講が組織され、神社の境内に模造富士を築いて崇拝しました。
成子天神社の富士塚は、柏木・角筈地域(現在の北新宿・西新宿)の人々を中心に組織された丸藤成子講(まるとうなるここう)が奉祀していたもので、最盛期には約200名の講員がいましたが、現在は活動していません。

-富士山

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

5月~6月に現れる富士山「まぼろしの滝」

富士山には滝や川はないとされているが、一時期だけ見ることができる滝がある。 それが須走口5合目から歩いて行ける距離にある「幻の滝」。 雪解けの5月。暖かい日の午後、とけだした雪が川になり滝のように流れ …

富士講、無事行こう③富士登頂断念!

江戸時代に流行した「富士講」をたどってみた。富士講は、江戸時代に江戸から富士山へ徒歩で向かい、お参りして帰ってくるという庶民信仰。講の場所によるが、ある講では、前富士で高尾山詣で→富士吉田から富士登山 …

富士講、無事行こう②0合目からの富士登拝

江戸時代に流行した「富士講」をたどってみた。富士講は、江戸時代に江戸から富士山へ徒歩で向かい、お参りして帰ってくるという庶民信仰。講の場所によるが、ある講では、前富士で高尾山詣で→富士吉田から富士登山 …

富士登山の安全を祈る鳩森八幡神社山開き大祭

6月3日は鳩森八幡神社にとって特別な日だ。 多くの富士山山開きの儀式が7月1日に行われるなか、鳩森八幡神社(千駄ヶ谷の冨士塚)では6月3日に行われる。 今年7月に富士山に登るので、富士登山の安全を祈願 …

富士講、無事行こう④後富士は大山詣り

江戸時代に流行した「富士講」をたどってみた。富士講は、江戸時代に江戸から富士山へ徒歩で向かい、お参りして帰ってくるという庶民信仰。講の場所によるが、ある講では、前富士で高尾山詣で→富士吉田から富士登山 …